Oh!
「ううん、あたしもヒマだったから」

あたしは答えた。

「お似合いな2人ですね」

話をしているあたしと当麻に、湯川さんが言った。

「そうかい?

湯川くんこそ、婚約している彼女さんがいるじゃないか」

当麻が言った。

えっ?

湯川さん、婚約者がいるんだ。

あたしは心の中で驚いた。

イケメンだから婚約者がいてもおかしくない。

納得である。

「じゃあ、僕は先行くから。

安奈、またね」

当麻が手を振りながら去って行った。
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