Oh!
両親の葬式に、私たち家族は出席しました。

そしてその中に、久世の会社の関係者たちが出席していました。

出席した関係者に、湯川は食ってかかっていました。

“一生呪ってやる!”

泣きながらそう叫んだ湯川の顔が、今でも忘れられません。

両親の葬式が終わると、湯川は親戚の家へ行くことになり、引っ越しました。

私と湯川が再会したのは、2年前の同窓会でした。

同窓会で再会したことがきっかけで、私たちは交際を始めました。

その時に、湯川が久世の会社で秘書として働いていることを知りました。

久世への復讐を、湯川はあきらめていなかったんだと、私は思いました。
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