頑張れ舞
部長さん可愛そう
部長さんが、いなくなってから渚さんのいる中庭に足を向けた。
よしっ!
こうなったら 直接確かめてやる!!
忍び足で…近づく
舞の気配にも気づかず、編み物を続ける。
これで、残すは方袖のみね…バレンタインデーまで後少し……無事!渡せるかなぁ~
そ~と後ろに立ち
「わぁ~ぁあっ」
渚の後ろで大声で叫ぶ。
「ぎゃ~ぁあ」
びっくりして編んでいたセーターを
下に落とした。
「なっ何よ~!?」
後ろを振り向く。
「ちょっと!あなたぁ~何なの」
落としたセーターに気づき
「あ~ぁ!汚れちゃうじゃない!このバカ舞~っ!」
「あ~らやだっ!ごめんあそばせぇ~っ」
オホホッと
口に手をやって言った。