頑張れ舞
放課後になり今日は、結城先輩の所に寄らず、由紀と自転車で、真っ直ぐ帰る事にした。
「舞っ!今日は、結城先輩のとこ行かないの?」
2人、自転車置き場から自転車をだして校門を出た。
「うんっ、今日は明日の為に弁当作りの練習!!」
「弁当作りの練習?」
由紀が自転車を、こぎながら、振り向いた。
「そう!結城先輩の弁当作りの練習!」
「舞が!!」
「そんなビックリした声出さないでよ~っ」
「……ごめんっ!まぁそうねっ、…舞の場合!練習が必要かもね」
「なぁ~に?何か言ったぁ~」
「なんでもなぁ~い、頑張って!」
「うん、でも何作ろうかなぁ~っ」
「舞が、作れそうな簡単なのが、いいんじゃない?」
「ん~っ…家に帰って、お母さんに聞いたみよ」
あれこれ話し、少しして由紀と分かれて家に着いた。