頑張れ舞



「おばあちゃん!おはよ~っ」


玄関を入ると台所から、いいにおいがしてきた。



「おばあちゃん!おはよ」



台所に入り、鞄をテーブルにドカッと置く。



「おはよ~よく起ぎれだね」


「うんっ、結城先輩の為だもん!」



「準備しでだがら、作ってみらい」



厚焼き玉子からやる事にした。


「……よし!頑張るぞ」


気合いをいれる。



「失敗怖がんないで、作らい!失敗は、おばあちゃんが朝ご飯で食べるがら」



「……わかった!」


厚焼き玉子を作りはじめ、2回ほど失敗した時



「おばさん、おはようございます」



40代位の男性が入ってきた。


「おばさん!どなた?」


舞を見て言う


「孫!彼氏に弁当作るんだどっ」



「へ~っ、お孫さんね」


「はじめまして、舞です」


「どーも、栗田です」


栗田と名乗る男性は、空いているテーブルに座る。



「栗田さん、もしゃげないね!今、すぐ朝食出すがら、待ってで」
##FS.S####FC.red##申し訳ないね!##FE####FE##


「いいですよ!そんな急がなくても」


手際良くおばあちゃんは朝食を出す。


「今日は、孫の弁当作りやってで、台所散らかってるけど」


「彼氏に弁当かぁ~っいいね」



栗田と言う人は舞の作った厚焼き玉子を見てる。



……う~っあまり見ないでほしい!



早く、弁当作って退散しよっ!



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