頑張れ舞



無事、厚焼き玉子も出来て、次は唐揚げ!


栗田って人は、朝食を食べて、仕事に出たみたいだ。



「舞っ、油の温度は箸を入れでみで、泡がプツプツでだら大丈夫だよ」



………箸から泡がプツプツね!


………………

油を睨んで待つ!


箸を差す!


「おばあちゃ~んプツプツしてるよ」



「だばっ!鶏肉入れでみらい!」
##FS.S####FC.red##だったら!##FE####FE##


「…うん」


えいっ!


ボチャ!!!


油が跳ねる。


「ぎゃ~ぁあ!熱い」


「舞っ!鶏肉投げ入れだら油が飛ぶのは、当だり前だえん!ゆっくりポチャっと」


おばあちゃんの手振り素振りのオーバーリアクションを見ながら



「だぁ~って!怖いんだも~ん」


「静がに静がにやらい!大丈夫だがら!」
##FS.S####FC.red##静かにやりなさい!##FE####FE##


おばあちゃんは興奮して話す。



「おばさぁ~ん?どうしました?」


台所に、又!誰か入って来た。


「あっ!……」


結城先輩……



「舞っ!?何やってんの?」



舞がいる事にびっくりする。



「おはよ~結城君!舞、早起ぎして弁当作ってらよ」



「弁当…ですか」



「大好きな結城君にだどっ、」



「ちょっと!おばあちゃ~ん!も~っ」



舞は台所に失敗した厚焼き玉子を素早く後ろに隠しながら、ちらっと結城先輩を見た。



    
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