頑張れ舞



無言で、結城先輩は
あたしに近づき後ろに隠した失敗の厚焼き玉子の入った皿を取り…


「……………」


パクっと食べる。



「上手いじゃん」


「えっ…」



「結城君!それっ、舞が失敗したやつだがら、こっちの用意しでだの食べらい」



「…いいえっ!これ食べます。ってか!食べたい!舞が、俺の為に作ってくれたやつだから」



……結城先輩!!
う~っ、めっちゃくちゃ嬉しい事を言ってくれますねぇ~!!



再び、唐揚げにチャレンジして、ぎゃ~ぎゃ~騒ぎながらも
揚げ終わった。
その後は、ウィンナを、たこさん?にして炒めて、一応!弁当の出来上がり!



結城先輩は、その間、失敗した舞の弁当のおかずを朝食にして食べてる。



「結城君!朝ご飯も昼ご飯も同じになるねぇ~」



おばあちゃんが後片付けしながら言う。



「別に、構いませんよ!」


「舞も食べでしまわねば、学校さ、遅れるがえん!」



「うんっわかった」



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