頑張れ舞
「それはそうと、弁当は?どんな感じ?」
興味津々と晴江が聞いてくる。
「…えっと、厚焼き玉子と鶏の唐揚げとウィンナー炒め……かな」
「へぇ~っ!初めてにしては、中々やるね!」
「でも、大変だったんだよ!卵、何個使ったんだか(笑)かなり失敗して…」
「そんなに失敗したのどうしたのよぉ~っ」
舞の顔を、覗き込む。
「……えっと~っ!結城先輩が、全部食べてくれた……朝ご飯に!」
「う~っ!やっさし~ぃ!愛されてるねぇ~っ、舞~っ」
「へへぇ~っ、まぁ~ね」
照れながら言う。
「あたしも、彼氏ほし~っ!大谷先輩~っ」
「大谷先輩はモテるしライバル多いから…大変だね…」
「だからって、諦めないわよ~っ!バレンタインまでにセーター編み上げて!ハートをゲットしちゃうんだから!」
「はいはい!頑張ってっ、応援するよ」
「舞も、頑張ってるでしょ?」
「うん!頑張ってたよ、昨日と今日は弁当作りで大変だったけど!又、頑張って編むよ」
お互いガッツポーズした。