僕らは見上げる
龍がため息を一つついた。「高校生活ってこんな地味なのかな?」
たしかにこれといって楽しかった事がない。
「そうだよなぁ。まだ入学して少ししかたってないけど地味すぎるね」
「祥は何部入んの?」
「部活かぁ、まだ決めてないよ」
龍の顔が輝く。
「まぢかぁ!!じゃぁさっ、俺らで部活つくらねぇ!?」
その言葉の意味が理解できなかった。
普通、野球部に一緒に入って甲子園行こう!とか、陸上部で青春の汗を流そうとかだろ。
「ごめん、意味がわからないんだけど?」
「だからっ俺らで部活をつくって、この平凡な日常をエンジョイするのだよワトソン君」
こいつは頭がいかれてるのか?
しかもワトソン君って誰だよ!!
「意味はわかったけど、別に今ある部活に入ればよくない?」
「あまいねぇ、それじゃぁ先輩がいて楽しめねっつんだよ」
たしかにその気持ちはわかるけど、それが上下関係だ。
ふと龍が悲しそうな顔をする。
「やっぱ無理だよな」
入る部活も決めてないし、まっいっか。
「いいよ!やることないし」さっきまでと打って変わって笑顔になった。
たしかにこれといって楽しかった事がない。
「そうだよなぁ。まだ入学して少ししかたってないけど地味すぎるね」
「祥は何部入んの?」
「部活かぁ、まだ決めてないよ」
龍の顔が輝く。
「まぢかぁ!!じゃぁさっ、俺らで部活つくらねぇ!?」
その言葉の意味が理解できなかった。
普通、野球部に一緒に入って甲子園行こう!とか、陸上部で青春の汗を流そうとかだろ。
「ごめん、意味がわからないんだけど?」
「だからっ俺らで部活をつくって、この平凡な日常をエンジョイするのだよワトソン君」
こいつは頭がいかれてるのか?
しかもワトソン君って誰だよ!!
「意味はわかったけど、別に今ある部活に入ればよくない?」
「あまいねぇ、それじゃぁ先輩がいて楽しめねっつんだよ」
たしかにその気持ちはわかるけど、それが上下関係だ。
ふと龍が悲しそうな顔をする。
「やっぱ無理だよな」
入る部活も決めてないし、まっいっか。
「いいよ!やることないし」さっきまでと打って変わって笑顔になった。