僕らは見上げる
まぶたが重くなり、いつの間にか寝てしまった。


変な夢をみた・・・

暗闇の中、俺は一人だった。
いくら叫んでも誰からも返事はない。
そのとき後ろに視線を感じた。
振り返ると父親がいた。
「いつまで現実を受け入れないんだ。逃げてばっかしじゃ何も始まらないぞ」
言い返すことができない。たしかに俺は逃げてるのかもしれない。
だけど、それしか笑顔でいられる道はないんだ・・・


目が覚めたときにはもう夕方だった。
静かな部屋、
物音ひとつしない。
ピロリ〜ピロリ〜
携帯の音が部屋中いっぱいに鳴り響いた。
ソラからのメールだ。

やっほー♪

仲良くしようね(^O^)

ソラ


「仲良く・・・か」
メールを返信した。


おう!

友達ね♪

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