悪い男
フェラーリ
「てことでさ、詩織。」
「私たち、明後日ここを出るからね?二年から三年、帰ってこないから、よろしくね。」
ちょっと待ってよ。
パパ、ママ…。
あたし、聞いてない…よ?
日曜日の夜。
ご飯食べてぼんやり、テレビ見てたあたしに、2人は嬉しそうにそう言い出した。
しかもパリ。
パリってフランスじゃん。
遠いじゃん。
あたし、高2だよ!結構大事な時期になるよ!
でも。
あたしがなにをいっても、2人は笑いながら大丈夫、って繰り返してるだけ。
そして。
2人は、とんでもないことを言い出した。
「留守の間、隣の龍生くんとくらしてもらうから。安心しなさい。」
え。
え。
えええ!?
「私たち、明後日ここを出るからね?二年から三年、帰ってこないから、よろしくね。」
ちょっと待ってよ。
パパ、ママ…。
あたし、聞いてない…よ?
日曜日の夜。
ご飯食べてぼんやり、テレビ見てたあたしに、2人は嬉しそうにそう言い出した。
しかもパリ。
パリってフランスじゃん。
遠いじゃん。
あたし、高2だよ!結構大事な時期になるよ!
でも。
あたしがなにをいっても、2人は笑いながら大丈夫、って繰り返してるだけ。
そして。
2人は、とんでもないことを言い出した。
「留守の間、隣の龍生くんとくらしてもらうから。安心しなさい。」
え。
え。
えええ!?