好きなキモチ。
──…え?
「みこを好きだから怖かった。
みこにあんなこと言って、嫌われたんじゃないかって。
あの日、みこが気持ちを伝えてくれた日…
こんなんじゃ駄目だと思って、だからあの日に自分の気持ちを言えなかった」
翔太くんが、私を……好き?
好き?スキ?え、好き!?
「え…あ、え!?」
「両思い、でいいんだよな?」
驚いて、翔太くんの顔見ちゃったけど、顔がち、近い!
「真っ赤っ」
ニヤリと笑いながら私の頬をツンツンと押している翔太くん。