好きなキモチ。
私、そんなこと知らない。
「…みこには秘密ってことだったから知らないと思うけど、あのとき、言われたんだ菜々香ちゃんに───……」
〝みこは、不器用だから…きっと、青柳と上手くいかないと思いますっ
だから…東京に戻って、いつでもいいです!
みこを…ここに住ませてあげてください!〟
「…いきなりだったから驚いたよ。だけど、ちゃんと理由聞いたらよく分かった」
〝みこと青柳のこと…私は応援したいんです!!〟
「菜々香ちゃん、泣いてたよ?」
私は、なぁちゃんにいくら恩返しをしても足りないだろう。
そのくらい感謝している。
今だって…。