好きなキモチ。
「だからね、みこが大学生になってから話を切り出そうと思って…結構楽しみにしてたかな」
鼻でフッと笑うお父さん。
「みこがまだ青柳くんに気持ちがあるなら、ちゃんとあっちに暮らして─「お父さん、私行くっ」
お父さんから航空券を受け取って、必死で泣いた。
なぁちゃんの思いや、お父さんの思いに応えたくて。
ずっと、まだ翔太くんに気持ちがある自分を隠してた。
どこかにいい人がいないかなって、思いながらずっと翔太くんを思ってた。
私は、翔太くんのことが大好き。
付き合えないと突き放した日からずっと─────……。