好きなキモチ。


夏目先生と目が合うと、夏目先生は『あっ!』と声を出した。

「アナタ……みこちゃんっ?」

「…はいっ」

「お久しぶりねっ。元気にしてた?……それより、いつこっちに?」

「えっと─「あっ!みこちゃんごめんね?また日を改めて…今大変なのよね。
ほら、竹井さん行くわよ。
じゃあ、またね?みこちゃん…と竹井さんのお兄さん。」

私の言葉を遮ると、夏目先生はスラスラーと話出した。

夏目先生はソワソワと落ち着かない様子。
その様子からは、仕事が相当忙しいのだと分かる。

「青柳くんも早く来てちょうだいね」

夏目先生は話終わると、ミズホちゃんを連れて病院に入っていった。




< 160 / 202 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop