好きなキモチ。
─Love again。
竹井くんが帰ったから、私と翔太くんの二人きりになってしまった。
呑気にお酒のことなんて考えてる暇なんてないよ。
心臓がバクバク言ってる!
や、やばいよ…。
「………飲まなくていいからっ」
『え?』と声を出しながら翔太くんを見つめると、翔太くんはそっぽを向いていた。
「しょ、翔太くん…今何て言ったの?」
本当は聞こえてたんだ。
でも、もう一度聞きたかった。
飲まなくていいからって……どうゆう意味なの?
「聞こえなかったならいいや。
それより、今日……待っててくれない?俺が仕事終わるまで」
………え?
翔太くんは私の方に振り向き、ばっちり目が合った。