好きなキモチ。


今の私の顔はきっと真っ赤。
だから、翔太くんに理由を話た後すぐに俯いた。

すると、翔太くんの手が私の頬に添えされた。

「…えっ?」

思わず顔を上げてしまい、翔太くんを見つめると……翔太くんから思いがけない言葉が発せられた。


「…歯食いしばって、今からみこの顔叩くから」


………え?

た、叩く?翔太くんが私を!?

「しょ、翔太くんっ!?」

「はーやくっ」

翔太くんは口角をニヤリと上げて笑っていた。


こ、怖い。

どうしよう…。
ああ、涙が…。

私の目からはポロポロと沢山の涙が溢れ出ていた。




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