好きなキモチ。
「許して?……みこに『嫌い』って言われると、正直心臓がいくらあっても保たない」
え、な何!?
『心臓がいくらあっても保たない』って……どうゆう意味?
「…あ…ご、めんね」
「ん、大丈夫。俺もごめん。…あ、俺早く仕事に戻らなきゃやべーな!」
翔太くんは、髪の毛をクシャッとすると苦笑いした。
「改めて……俺が終わるまで待っててくれる?」
私は、その質問に目をこすり続けながら一回だけ頷く。
すると、翔太くんは『じゃ、少しだけ待ってて。すぐ戻ってくるから』と言って病院の中に入っていった。