好きなキモチ。
「あ、やっぱり迷惑?だったら私──…っ!」
私が言い終わる前に、唇が塞がれた。
「毎日がこうなりそうで大変ってこと……分かった?」
そう言って、ふっと鼻で笑う翔太くん。
ま、毎日って!
「しょ、翔太くんっ!い、い今……」
「いーじゃんか」
いーじゃんかって………。
でも、キスに許可なんてないか。
「俺の隣にみこがいるって幸せ~」
「わ、私も」
「…みこ?」
「何?」
私が首を傾げると、ギュッと抱きしめられた。
「結婚を前提……なんて大袈裟かもしれない。でも、俺達、いい歳だしさ。俺は、最後にしたい。誰かを好きになるのも付き合うのも。………みこで最後にしたい。みこが良かったら、前提で付き合ってください」