好きなキモチ。
─Love four。
───…数分すると翔太くんの家に着いた。
「上がって?」
ガチャッと音がした後、中から『おかえり~、あら?』と優しそうな人が顔を覗かせている。
翔太くんのお母さんかな?
「早いじゃない?もしかして、あんた抜け出してきたのっ?」
「まぁまぁっ!」
「…全く、あ…あらー可愛い子ね。学校抜け出して、女の子も一緒とは…ホントやらかすわね」
優しそうな人は、私をジッと見ている。
何か、変かな?
「あっ!もしかして…み─「母さんっ!」
「何よっ?」
やっぱりお母さんだったんだ。
それより、翔太くんのお母さんは何を言いかけたんだろう。