好きなキモチ。


「みこが嫌って思っても連れてく!」


なぁちゃんはそう言うと、強く私の手を掴んだ。

ブンブンと手を振り払っても、全然振り払えなかった。



すると

「おいっ、影山!ちょっと待てっ!」


そう言われた方を振り向くと、先生が仁王立ちで険しい顔をしていた。


これに反抗したのは私ではなく、なぁちゃんだった。



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