好きなキモチ。


なぁちゃんの顔が見れない。

怒られるかな?
呆れられるかな?

どうしよう、怖い。


ずっと下を向いていると、なぁちゃんに抱きしめられた。


「バガァアアア~ッ!何でよ!何でいっでぐれながったのよ~うぅー!ズッ…

私ってそんなに頼りないの!?
わだしに言えないっ?

明後日なんて、ズッ、何でよ~!

みごのバガァアアア~ァ!!」



なぁちゃんは、泣いていた。
私と同じように泣きじゃくっていた。


私達は、数分の間、抱きしめ合っていた。



授業が始まっていたがそんなのお構い無し。




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