好きなキモチ。



数分間も私達は泣きじゃくって、やっと今泣き止んだ。

なぁちゃんは、私を離した。
同時に、ふぅと大きくため息をする私となぁちゃん。


息がぴったりだったから思わず笑ってしまった。


すると、なぁちゃんがまた私を抱きしめる。


「…私、みこが東京に戻るのは嫌だよっ」

「なぁちゃん」

「でも、みこが決めたんなら、またこの島に戻って来て?約束して?
いつでもいい、私達がおばあちゃんになってからでもいいから
ちゃんと会いに来てっ

じゃなきゃ、見送れない!!」


なぁちゃんとの約束


「守るっ!私、絶対戻ってくるから…お父さんに駄目って言われても…戻ってくる!

待ってて…っズッ…」


絶対守るから、なぁちゃんとの約束。



< 85 / 202 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop