好きなキモチ。


この沈黙を破ったのは翔太くん。

「裏庭でさ、少し話出来る?」


素直に『うん』と言いたいけど、少しでも長く一緒にいたら、別れが辛くなる。

でも、少しでも長くいたいと思う私は馬鹿かもしれない。


別れが辛くなるのを知っているのに。


「…うんっ」










裏庭に移動すると、私と翔太くん以外誰もいなかった。


翔太くんは、なんか話したいことがあるのかな?


「…みこ、ごめんな?」


私が翔太くんの顔をジーッと見つめていると、突然翔太くんに謝れた。



え、何々!?



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