好きなキモチ。
「え…っと、どうしたの?」
「…ちゃんと謝りたくて。
あの日のこと、俺がみこを連れ出した日のこと」
「あ、ううん!謝らないでっ
逆に、私は感謝してるんだ」
『えっ』と少し口から零れた声は、翔太くんの表情にピッタリだった。
「私ね、翔太くんにあぁゆう風に言われて、最初は逃げてたの。
だけど、自分で行動しなきゃって分かったんだ!
翔太くんのおかげでっ
だから、翔太くんにも気持ちを伝えられた!」
私は、翔太くんのおかげで変われた。
翔太くんが私に強く言ってくれた…
弱い私を強くしてくれたんだ。