Nao
2
迎えに行く時間は決まっているけどその日の仕事量にもよる
今日も残業決定
「すみません、私のミスで…」
くるみがミスをしてしまって、仕事が遅れてしまった
「大丈夫よ、気にしないで」
「本当に…なおちゃんにも謝らなきゃ」
「気にしない気にしない、奈緒も幼稚園好きだから…」
「すみませ~ん」
「須藤さん、あなたは帰って良いのよ?」
「あ、チーフ」
「チーフ~…」
「江原、あなたまたやらかしたの?」
涙目になりながらチーフ、新山千景を見る
「まったく…簡単な資料もまとめられないなんてね。」
はぁ、とため息つきながら資料をみる
「すみません」
「受付もやることあんのよ、まったく…パートの須藤が役立つなんてね」
「……」
「チーフ、私はくるみちゃんがいてくれて助かってますよ。」
ね?と笑いながら作業を続ける。
「須藤は甘いんだから…」
「はは…」
「後は私と江原がやるから、あんたは上がりなさい。」
「え、」
なんだかんだ言いながらすごく優しいチーフは、美桜から資料を取り上げてさっさと行っちゃいなさい。と笑顔で見送った
「ごめんね、くるみちゃん」
「いえ!!!先輩早く行って下さい!!」