Nao



迎えに行く時間は決まっているけどその日の仕事量にもよる

今日も残業決定


「すみません、私のミスで…」


くるみがミスをしてしまって、仕事が遅れてしまった


「大丈夫よ、気にしないで」


「本当に…なおちゃんにも謝らなきゃ」

「気にしない気にしない、奈緒も幼稚園好きだから…」



「すみませ~ん」




「須藤さん、あなたは帰って良いのよ?」

「あ、チーフ」

「チーフ~…」

「江原、あなたまたやらかしたの?」


涙目になりながらチーフ、新山千景を見る

「まったく…簡単な資料もまとめられないなんてね。」

はぁ、とため息つきながら資料をみる


「すみません」

「受付もやることあんのよ、まったく…パートの須藤が役立つなんてね」

「……」

「チーフ、私はくるみちゃんがいてくれて助かってますよ。」

ね?と笑いながら作業を続ける。


「須藤は甘いんだから…」

「はは…」

「後は私と江原がやるから、あんたは上がりなさい。」

「え、」

なんだかんだ言いながらすごく優しいチーフは、美桜から資料を取り上げてさっさと行っちゃいなさい。と笑顔で見送った


「ごめんね、くるみちゃん」

「いえ!!!先輩早く行って下さい!!」

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