イケてるガール?


オレはそいつを無視して、給水タンクにもたれ掛かるように座った。



「ねぇ、勝手に会話、終わらせないでくれないかな?」



声のした方に顔を向けると、そいつが給水タンクに上ってきていた。


オレは昼寝したいんだよ。

鬱陶しそうな顔をして、そいつを見る。



「そんな顔しない方がいいよ。
綺麗な顔が台無しになるよ。」


そいつは、ニコッと綺麗な笑みを見せた。


「……。気持ち悪い。」



オレはそいつに聞こえないような声で呟いた。


だけど、

「聞こえてるんだけどな。」

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