イケてるガール?


シャワーを浴びて、学校に行く服に着替え、パンケーキを食べて、ボーッとしてると



ピンポーン



あっ来た。


チャイムがなり、葵が我が家のように入ってきた。



「わっ!珍しい!!凪が起きてるなんて…」


たまには、起きてることもあんだよ。


「あのね、僕が起こしたの!」


虎太は嬉しそうにニカニカしてる。


うしっ行くか、と行って俺はソファーから立ち上がり鞄を肩にかけた。


「OK!じゃ、行こう。あっ」


葵は思い出したように振り返ると、


「知恵さん、今日凪借りますね!」


と、顔に笑みを見せながら言った。

知恵っていうのは、俺の母さんの名前。



って、えっ?今日、俺を借りるって?


「は?どーいう…」
「ええ、大丈夫よ。昨日、春ちゃんに電話で聞いたから」


どーいうこと?、と聞く前に母さんに遮られた。


えーっと、春ちゃんっていうのは葵の母さんのことで、本名は東藤 春乃。



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