夢を探して。 ==獣使い==




「えーーっっ⁉嫌です!」





ガタッと椅子を鳴らし勢いよく立ち上がると、女子が嫉妬の視線を向けていた。


「ひっ……!」


あまりにも鋭い皆の目つきに、みなみは反射的に悲鳴をあげる。

「あの、津川さん…だよね?もし僕のことが嫌なら、別の席に座るよ」

控えめに微笑みながら首を傾げる。
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