夢を探して。 ==獣使い==
2人…いや、4人の中に沈黙が訪れる。
「裏で…色々やってそうですし」
沈黙を破ったのはみなみだった。
「色々?色々ってなんだ。其の部分、生徒指導室でじっくりみっちり聞かせて貰おうか?」
額に青筋を立てながらも校長の手前、怒鳴ることはしない。
「言わなくても分かるのではないですか?」
険悪なムードが漂う中、松原が急にみなみの視界に入ってきた。