未来はない (地味っ子サイドストーリー)
逃げ道を模索して
「木下って、おーい・・・戻ってこーい・・これじゃー
会社で使い物になるのかねぇ・・・おーい」
ハッ
「あー靖典さん・・・その華やかな人は・・・
微妙に、誰かを彷彿させるんですけど・・・」
「クスクス・・・まーね・・・けいちゃん
この、生気を抜かれてるのがうちの木下悠
肩書きは企画開発本部長 エリート中のエリート」
「へーこのイケメンが・・・俺は一条「まってーーー」」
「どーした?木下」
「何か・・・一条って心臓に悪い・・・さくらちゃんみたいなのから
あんな化物までいるんだから・・・」
「・・・・すみません。化物の双子の兄圭介です」
「・・・・・いいすぎました・・・」
「・・・いや・・・暴走したのかな僕の片割れ」
それから、靖典から事情を聞いた圭介