未来はない (地味っ子サイドストーリー)
コンコン
どーぞー
「おはようございます」
「あー木下・・・机そこね・・・部内は?」
「伝えてきました」
「あっそ・・・こないといいなぁ」
「えー心の底から願いますよ」
「マーしばらく、耐えろ」
「えーしばらくお世話になります」
それから、特に会話をするわけでもなく
それぞれ、仕事をした
黙々と、パソコンでNYの報告書を打ち込んでいるとき
「木下・・飯どーする?」
あー昼かー
「専務は?」
「んー外でんのも面倒だから、社食行ってみるか?」
「社食ねー専務が行くと、パニックですよ」
「そんなことないだろー時々行くけど」
「いやー専務が行った日、女たちが女豹のようになって
怖いのなんのって」
「クス・・・それは、木下もだろ・・・」
普通の会話を破ったのは
バーン
破壊音だ