グランドで死ぬと決めたコーチ
レギュラーを賭けて、緊張感を持ちながら始まった。

開始早々、大柄ポッチャリの通称ブラゼルの足元が覚束ない。

注目を浴びるが、なかなか潰れない。

そして、50回を超える頃、徐々に苦しそうな顔が増えてきた。

ブラゼルも必死!

その形相には鬼気迫るものがあり、なかなか粘る。

気がつけば、全員が100回をクリアーした。

150回を目前にして、空気が変わり始めた。
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