グランドで死ぬと決めたコーチ
ところが、たった1人の不用意な一言に大きく傷付き、日に日に鬱の深さが深くなっていく。

学生時代の友人の結婚式の日、この日はすこぶる体調が冴えなかった。

事故以来、神経の使いすぎもあり、頭痛が止まず、この日は特別ひどかった。

やむを得ず、低いテンションで参加して、気を遣わせるなら、欠席した方が良いと思い、ご祝儀だけを持ち、会場へ向かった。

そして、新郎新婦にお祝いを届け、3人で記念撮影をし、帰らせて頂く事にした。

新郎新婦の控え室を後にし、他の友人達に挨拶だけしようと、友人達が待ち受けるエントランスに足を運んだ。
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