グランドで死ぬと決めたコーチ
「おい、大丈夫なんか?」

と、学生時代の親友の雄介と共に数人が来た。

「いやぁ、恥ずかしながら…」

とりあえず、祝いの日に返す言葉が見当たらないので、こっぱずかしそうに答えた。

雄介はそんな僕に気を使い、「ちょっといいか?」と周りから引き離し、落ちついて話をできる場所を用意してくれた。

さすが親友だねって、感じた。

一通り説明し、今後の僕を応援してくれると親友ならではの元気を与えてくれた。

そして、再び帰る挨拶のためにみんな前に戻ったところで、問題の一言を言われた。
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