これからは…
「じゃあ、女医さんとか看護師とか患者さんとかに猛烈アプローチされてない?」
園ちゃんと莉彩が一万かけても良いって
「されてない。それとその質問も毎回聞かれてる」
賭けになってないじゃないかなんて思いながらいつもと同じことを返す
「だって海斗がされてないって思ってるだけで、絶対されてるもん」
海斗、鈍感だからさ
「悪かったね、鈍感で」
海斗に言わせれば、しるふこそ鈍感の極みだ
「別に?そっち方面についてはことさらダメなとこが海斗のかわいいところで、そうでもしないと嫌気がさすんだろうなーと思うし」
「…よくわかっていらっしゃる」
言葉と同時に聞こえる乾いた笑い声
「でしょ」
しるふが満足げに笑うのが、声からわかる
それだけで満たされるのだから、自分も相当なものだと自覚はある
「あ、そだ海斗。今年のクリスマスどうしようか」
「それは、やるかやらないかの問題か、それともどこでどう過ごそうかという」
「後者。やるのは当たり前。行きたいレストラン見つけたんだよねー、そこでいい?」
「どうぞ」
じゃあ、予約しておこーと電話口で嬉しそうにつぶやくしるふに、独りそっと微笑む
園ちゃんと莉彩が一万かけても良いって
「されてない。それとその質問も毎回聞かれてる」
賭けになってないじゃないかなんて思いながらいつもと同じことを返す
「だって海斗がされてないって思ってるだけで、絶対されてるもん」
海斗、鈍感だからさ
「悪かったね、鈍感で」
海斗に言わせれば、しるふこそ鈍感の極みだ
「別に?そっち方面についてはことさらダメなとこが海斗のかわいいところで、そうでもしないと嫌気がさすんだろうなーと思うし」
「…よくわかっていらっしゃる」
言葉と同時に聞こえる乾いた笑い声
「でしょ」
しるふが満足げに笑うのが、声からわかる
それだけで満たされるのだから、自分も相当なものだと自覚はある
「あ、そだ海斗。今年のクリスマスどうしようか」
「それは、やるかやらないかの問題か、それともどこでどう過ごそうかという」
「後者。やるのは当たり前。行きたいレストラン見つけたんだよねー、そこでいい?」
「どうぞ」
じゃあ、予約しておこーと電話口で嬉しそうにつぶやくしるふに、独りそっと微笑む