これからは…
嫌いなもの
パコーン
と乾いた音を立ててボールが飛んでいく
「いつもより気合入ってんじゃない」
「まあね」
バックのベンチに座っている莉彩の声がする
バットを構え直してもう一度
跳んできた白いボールに向かってバットを勢い良く振る
終業後、莉彩に「ちょっと付き合ってよ」と声をかけたしるふは、今
バッティングセンターでホームランを狙っている
「いい加減教えてくれてもいいと思うんだけど」
「何が」
海斗に教えてもらったフォームを意識しながらボールを追う
「医院長室で何があったか」
あの後やけに元気だったじゃない
皆心配してたわよ
ブン、と勢い良く振ったバットはしかし、ボールの上を行く
はあ、と息をついてから
「ねえ、莉彩」
バットを構える
「何」
「ちょっと愚痴聞いてくれる」
と乾いた音を立ててボールが飛んでいく
「いつもより気合入ってんじゃない」
「まあね」
バックのベンチに座っている莉彩の声がする
バットを構え直してもう一度
跳んできた白いボールに向かってバットを勢い良く振る
終業後、莉彩に「ちょっと付き合ってよ」と声をかけたしるふは、今
バッティングセンターでホームランを狙っている
「いい加減教えてくれてもいいと思うんだけど」
「何が」
海斗に教えてもらったフォームを意識しながらボールを追う
「医院長室で何があったか」
あの後やけに元気だったじゃない
皆心配してたわよ
ブン、と勢い良く振ったバットはしかし、ボールの上を行く
はあ、と息をついてから
「ねえ、莉彩」
バットを構える
「何」
「ちょっと愚痴聞いてくれる」