図書室の貴方


ぱたぱたとたくさんの御一行が通り過ぎていく。五六人の団体が立て続けに、見せ付けるように前を通った。


美鈴はまだ来ない。


来ないのかな。
メールを飛ばすことにした。
そのメールも帰ってこない。
どうしたんだろう。
じっと待受を見つめていた。




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