時を超えた出会い~現在編~
「とりあえず、頼久様の部屋に行ってくれる?」
「あ、うん!わかった!」
そう言って私はお父さんの部屋に向かった。
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「お父さん、私だけど」
『入りなさい』
私は襖を開けてお父さんの部屋に入った
「当然、すまないな」
「ううん、大丈夫だけど‥何かあったの?」
「柚希奈、今日は何か予定があるのかい?」
今日の予定‥?
「原田さんと出かける約束してるけど‥」
「そうか‥」
お父さんどうしたんだろう?
なんか、険しい顔をしてるけど‥
「お父さん?」
「あ、あぁ‥すまない‥帰ってからまた、私の部屋に来てくれるかい?」
ん?
今じゃないの‥?
「話なら今聞くよ?」
私がそういうとお父さんは、苦笑いを浮かべ首を横に振った
「いや、帰って来てからでいい‥」
どうしたんだろう‥
お父さんの様子が変‥?
こんなときに巫女の力が使えたらって思うけど、家族に使いたくないし‥
「わかった‥また来るね」
「すまない‥」