鉄は熱いうちに撃て!?
「はい、これはお礼だよ。受け取って
ありがとね助けてもらっちゃって、
あ、そうそう私、鍋を火にかけたまま来ちゃった、急いで帰らないと」

「いえいえ。人としてやることをしたまでです。あたりまえですよ、それよりお鍋の火を消しにいかないと」

ラテナがお礼であろういくつもの不思議な枝を受け取りながら言った。

「そうするよ、本当にありがとうね」
「じゃあねー、大きな胸のお姉さん」

ラテナのこめかみに青筋がたったが何とか自省心で押さえたらしい。

それと、あの子供の顔面のたんこぶと、痛そうに押さえている腹は、スクリューアッパーと変な木の実のせいでは無いだろう。
いや、やっぱりそうじゃ無いと思うな
俺はな。
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