鉄は熱いうちに撃て!?
「えっ、と。確かアーマードベアは、モンスターが何処かしらに着けているアーマーと呼ばれる部位は、極端に防御力が高いが、それ意外は平凡で、だいたいキャラバンLV3くらいなら倒せるやつだよ。

なるほど雑魚の中の雑魚というわけだ。

「あ、皆さんは、下がってていいですよ。こいつら位なら、一人で十分です」
ああ、じゃあ頼むわ。

ルドを除いた3人はちょうど自分達の近くにあった岩に腰掛け休むことにした。

「さあ、どこからでもかかってこい」

ルドの体の周り色々な色をした靄のようなものが現れる。
これが俗に言うMEだ。
ルド=魔法使い　はこのMEから様々な色を抜き出し具現化させる。

ルドは今、赤色を取り出したようだ。
目の前に魔法陣が現れ、赤の光が組み込まれていく、
「紅蓮の炎が全てを焼き尽くす　焔火(ほむらび)」
魔法陣の中から、円状の炎が飛んでいき、熊の何匹かを焼きに行くが、これもルドのことだ殺しはしないだろう。

だが火傷を負った熊の逆鱗に触れたらしい、激しくなって襲ってきた。

これを見て、(これじゃあ逆効果だ)と思ったルドはおもむろに、いつも左腕に巻いている包帯を取り始めた。

「これは、あんま使いたくなかったけど」

少し形が見えた左腕からは、物凄い量のMEが放出していた。
< 13 / 20 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop