PANSY~私の事を想って下さい~
私の様子を見て何かを感じ取ったのか、優輝は素早く夏実を腕を捕まえた。
そして、教室の隅っこで
「夏実!!今はだめ!!」
「…えぇ?!何で~?」
って話している会話が聞こえた。
優輝は小声で言ってるつもりなんだろうけど、全然私に聞こえてるんだよ…??
私、地獄耳だからさ…??
授業の用意をしながらそんなことを考えていると、授業開始のチャイムが鳴り、先生が入って来た。
もちろん、私は授業に全く集中出来なかった。