PANSY~私の事を想って下さい~






「…え。好きなんじゃないの??」




崎元先輩は、大きな瞳をさらに大きく見開いて言った。

意外、と言った感じだった。


だいたい、今日会ったばっかりなのに好きも嫌いもあるのかな…??


分かんないよね…


まぁ、取りあえず崎元先輩は恋愛対象で聞いてる感じだなぁ…




「ち、違いますよぉ~!!」




「なーんだっ!!そっかそっか良かった~」




さっきでは考えられなかったくらい、笑顔になった。



まぁそんなの初対面なのに、分かる方が凄いし…


これで良かったのかな?なんて、思いながらホッとした私は、酒井先輩の方へ瞳を向ける。



…と、そこには今度は酒井先輩が不機嫌そう顔をしていた。




「さ、酒井先輩?!どーしたんですか??」




「……」




酒井先輩は、一点を見てるだけで応答なーし!!

なんか寂しい…






< 29 / 51 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop