PANSY~私の事を想って下さい~
「なかなか話す機会もないのに凄いよ!!」
って夏実に誉められた。
いやいや、偶然ですけどね。
「でもさ、何話したの??彼らとは…」
冷静に優輝は言った。
「何って…。私が屋上に行ったらたまたま酒井先輩がいて、教室に戻って意識が戻ったら隣に崎元先輩がいた」
「…何、そのダブルで羨ましい感じは…」
そう少しキレ気味に言った夏実は、いいなー羨ましいー!!って頬を膨らませながらまるで小さい子供のように言っている。
そんな話をしていると授業を知らせるチャイムが鳴った。