PANSY~私の事を想って下さい~
☆考えてしまう心
先輩の噂を聞いてから丁度1週間がたった。
屋上と教室で会った以来酒井先輩と崎元先輩とは会うことはなかった。
やっぱり、偶然だよ偶然。
そんな風に思いながらも、夏実と優輝に言われたことでちょっと気になり始めた自分がいた。
どんな人何だろう。
って、噂を聞いて知りたくなった。
近づきたい、関わってみたいという興味を持った。
ーーーなんて思ってた今日この頃。
「コラーッ!!前を向けっ!!!!」
私は、さっきまで先輩の事をのほほーんと空を見て考えていたとこで先生が大声で怒鳴るもんだから、びっくりしてしまった。
誰だよ怒られたのはー!!
せっかく自分の世界に浸ってのに~
なんて考えながら、視線を先生の方に向けた。