PANSY~私の事を想って下さい~
ふと、顔を上げてみると…
目の前には、先生の姿があった。
額に皺を作って、鋭い目つきでギロッとこっちを見ていた。
な、な、な、なにぃ~~~~?!?!
「…南。お前のことだ」
先生は腕を組んで、さっきよりも冷静に言った。
「…ぇえ~~?!?!」
思わず私は、叫んでしまった。
「叫ぶな!!授業中だっ。お前はちゃんと前向いて話を聞け!!分かったか?!」
「…は、はぃ。すみません」
俯きながら答えると、先生は再び私に追い討ちをかける。
「…お前は、放課後職員室に来いっ!!」
「…ぇえ~?!?!」
私が叫ぶのと同時に、んじゃー授業再開すんぞ!そう言って、教卓の前に立って授業の続きを始めた。