腐女子、ヲタクで何が悪い!
「どこのお店に行こうか?」

渚が言う。

「ん~。気軽に行けるとこ?」
「じゃあ!そこの文房具屋で買いに行こうよ☆」
「いいよ☆」

ウィーン。
ドアが開く。

「いらっしゃいませっ!」

店員さんの元気な声。
どうしてこんなに元気でいられるんだろう。

「どうしようかな…。」

やっぱりこういう時っておそろいのものを
買うのかなァ。

「こういう時っておそろいのものを買うべきなのかな?」
「ごめん。あんまりわかんない。」

渚が急に冷たくなった。
何かあるんだろうな……。

「自分の好きなものにしよっか?」
「いいよ☆」
渚が言う。
「そうしよ♪」

あたしは、蝶柄のノートを手に取る。
値段は…

360円か…。
お買い上げ~(笑)

渚はどこだろう…。



あっ!いたいた♪

「なぎっ…」

あたしが呼ぶのと同時に喧嘩する声。

「渚じゃん!こんなとこで何してんのかな~?」
「そっそれは……」
「もしや万引き!?」
渚が口を開く。

「そんなこと!」

渚がするわけない。
万引きなんて。

もしかして…

「財布よこせよ。」
「……。」

渚のカバンから、財布がゆっくり出てくる。

「渚だめ!」

あたしの声が響き渡る。




もしかして、こいつらが渚のことをいじめていたの?
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