お願い…先生。
先生は軽く茉莉の手を
引いた。


『や、やだっ!!
触らない……で…。』


『……ごめん』
『滝沢…話を聞いてほしい。』




今更…何の話を
するの…??




『明日の放課後、
数学室で待ってる。』



そう言って先生は
歩き出した。




そんなの…困る…。




『ま、茉莉行きませんから!』
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