お願い…先生。
行かない。
そう決めたのに
時間を気にしてしまって
疾風くんの話をあまり聞けずにいた。




『本当に時間大丈夫??
このあと用事あるんじゃない?』





『え……?』





『無理しなくていいよ?
また話しすればいいし!』




『………』



だまりこくる茉莉に
『今日はありがとうな!んぢゃ!』
と簡単にしめくくって
帰っていった。

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