甘く煌めく流れ星ッ☆
スピカ
変わったやつ ハルver.
「あー疲れた…」
ステージの上でなんであんなこと言わないといけないんだよ。
ダルい……
ちょっと寝よ……
目を瞑った瞬間、あの女の顔が浮かんだ。
あの女とは…
さっきぶつかってきた、いや、ホントは俺がぶつかったんだけど…
なんか言えなかった。
だって普通の女は俺にぶつかったら、頬を赤く染めるのに、あいつは照れるどころか言い返しやがった。
ありえんだろ…
今まで見たことない。
しかもーーー……
チビだけど可愛かった。
目が異様にキラキラしてるし、綺麗な純粋な黒髪。
頬だってぷにぷにしてて、ホント可愛い。
なにいってんだ俺?!
その時、
コンコン
とリズムのいい音が響いた。
「あの、この寮の入居者リストです」
あーいらないだろ。
「失礼します」
パタン